タイ南部ソンクラー県ハジャイで発生した交通取り締まりを巡り、マレーシア人ライダー団体がタイ観光のボイコットを呼びかけました。参加者側は対応が不公平だったと訴え、警察側は法令に基づいて違反を確認したと説明しており、罰金の件数と総額には食い違いがあります。
何が起きたか
Bangkok Postや複数の現地メディアによると、8月15日、ハジャイ市内でマレーシア人バイクツーリングの参加者17人が警察の検査を受けました。警察側の説明では、改造による排気音、灯火類の改造、マレーシアで発行された国際運転免許証の不携帯などを理由に9人へ切符を交付し、罰金総額は12,000バーツだったとしています。
一方、参加者側は15件、計15,000バーツの罰金を科されたと主張しています。また、一人の警察官が対応したため約3時間かかったとして不満を示し、一部は違反内容の説明が不十分だったとも訴えました。
SNSでの反応と警察の説明
参加者らが加わっていたとされるライダー団体「Rider Malaysia」は、SNS上で「Boikot Thailand(タイをボイコットしよう)」と題したキャンペーンを展開し、タイ旅行を控えるよう呼びかけました。
これに対し、現場で取り締まりに当たったハジャイ署の警察官は地元メディアの取材に応え、外国人にも同じ基準を適用したと説明しています。警察官によると、2024年より前に登録された車両の排気音上限は95デシベル、2024年1月1日以降の登録車両は90デシベルで、工場出荷時の仕様から認められる上振れは5デシベルまでです。また、当日のやり取りは口論にならず、最後は参加者と写真を撮って解散したとしています。
タイ当局からは、17人全員ではなく9人に切符を交付したとの説明があり、罰金額や交付件数について当事者間で食い違いが残っています。県警による正式な統計や追加のコメントは、本稿執筆時点で確認できていません。
越境ツーリングで確認したい書類と車両
今回の警察側説明では、検査対象に渡航書類、強制保険、運転免許、車両装備が含まれていました。自国の車両で国境を越える場合は、タイで有効な運転資格、車両登録、保険、入国手続きに必要な書類を出発前に確認し、排気系や灯火類がタイの基準に適合するかも点検する必要があります。取り締まりを受けた際は、違反内容と切符、支払方法の説明を確認してください。
情報源
- Bangkok Post「'It's my job,' says officer who ticketed upset Malaysian biker」
- Khaosod English「Malaysian tourists threaten Thailand boycott after motorcycle fines」
- The Thaiger「Hat Yai traffic police denies Malaysian bikers' claims of unfair treatment」
https://thethaiger.com/hot-news/tourism/malaysian-bikers-launch-thailand-boycott-over-traffic-fines