タイ観光・スポーツ省が、スワンナプーム空港の出入国審査の混雑緩和策を加速させています。運輸省、タイ国政府観光庁(TAT)、観光局、観光警察、入国管理局、タイ空港公社などが連携し、自動旅券審査の処理能力増強やリアルタイムの人員配置調整を進めます。
何が起きたか
観光・スポーツ省のスラサック大臣は2026年7月16日、スワンナプーム空港を視察し、現場の入国審査官と面談しました。関係機関は、フライトスケジュールと乗客数のリアルタイムデータ共有を強め、人員配置を調整する方針です。混雑エリアの待機スペースや列管理などの運用策についても、検討・評価を続けるとしています。
技術面では、生体認証(バイオメトリクス)による本人確認の対象拡大と、自動旅券審査レーンの処理能力増強を計画しています。スラサック大臣は、国際的な玄関口として良い第一印象を与えることを優先すると説明しています。
今後の見通し
自動旅券審査の第2段階は2026年9月の開始が見込まれています。当局は、処理能力の増強後に入国審査エリアの混雑を50%以上減らせると期待しています。TAT配信ではシンガポール旅券と香港SAR旅券の対象所持者が利用できるとし、他の低リスクとされる国・地域への対象拡大も検討するとしています。
自動ゲートは入国・出国で条件が異なる
TAT配信は今回の対象をシンガポール旅券と香港SAR旅券の対象所持者としていますが、入国・出国の区分を明記していません。一方、タイ入国管理局は、スワンナプーム空港の国際線出国側では日本の旅券を含む全ての国籍のe-Passport所持者が自動ゲートを利用できると案内しています。入国側と出国側では条件が異なるため、渡航前に入国管理局や空港の最新案内で対象旅券と利用方向を確認し、到着後の移動や乗り継ぎには審査時間の変動を見込む必要があります。
情報源
- タイ国政府観光庁(TAT)配信「Thailand's Tourism and Sports Ministry accelerates service improvements at Suvarnabhumi Airport」
- タイ入国管理局「Automatic channels for international outbound passengers at Suvarnabhumi airport」