タイの主要3空港を鉄道で結ぶ大型計画が、あらためて転機を迎えています。長年遅延してきた高速鉄道計画について、契約を継続するかを含む協議が7月15日に予定されています。
何が起きたか
Bangkok Postなどの報道によると、ドンムアン、スワンナプーム、ウタパオの3空港を結ぶ東部経済回廊(EEC)の高速鉄道計画について、契約を維持するか、条件を見直すかなどを協議する会合が7月15日に予定されています。計画の遅れが長期化する中、EEC事務局は早期の方針決定を求めています。
一方、別の報道では、既存の事業者であるAsia Era One(アジア・エラ・ワン)が、計画の中止を否定しています。同社は、タイ国鉄(SRT)に提出した書面はコンセッション(事業許可)契約に基づくものであり、事業からの即時撤退を意味するものではないと説明しています。
背景・なぜ重要か
この高速鉄道は、バンコク近郊のドンムアン空港と主要国際空港スワンナプーム、さらに東部のウタパオ空港をつなぐ構想で、EECの中核インフラの一つと位置づけられてきました。ただし、着工や資金計画をめぐって長期にわたり遅延してきた経緯があります。
契約をめぐる協議の結論は、計画のスケジュールや実現性に直接影響します。空港間アクセスの改善は、旅行者の移動や物流、東部地域の開発に関わるため、タイの交通インフラの将来像を左右する話題です。
在住者・旅行者への影響
現時点では、契約の扱いや着工時期など重要な点は確定していません。空港連絡鉄道の開業時期は引き続き不透明で、当面の空港間移動には既存の鉄道、バス、タクシーなどを利用する必要があります。7月15日の協議後に示される政府、EEC事務局、タイ国鉄の正式発表が次の確認点です。
情報源
- Bangkok Post「Quick decision urged for airport rail project」
https://www.bangkokpost.com/business/general/3284209/quick-decision-urged-for-airport-rail-project
- Bangkok Post「SRT rail partner denies contract exit」
https://www.bangkokpost.com/thailand/general/3284149/srt-rail-partner-denies-contract-exit
- Nation Thailand「CP funding setback puts EEC high-speed rail contract at risk」