タイのエネルギー政策企画局(Eppo)と電力・充電事業者が、複数のEV充電網を共通データ基盤でつなぐ「Thailand EV Roaming Hub」を検討しています。現時点では実現可能性を調べる段階で、共通サービスはまだ始まっていません。

何が起きたか

Bangkok Postによると、Eppoはタイ発電公社(Egat)、首都圏配電公社(MEA)、地方配電公社(PEA)、PTTオイル・アンド・リテール・ビジネス(OR)と協力し、Thailand EV Roaming Hubの実現可能性を調べています。各者は充電ステーションを接続し、共通システムを整えるための覚書を締結しました。

計画では、充電拠点の位置、設備、稼働状況を集約する全国データベースを整えます。行政側は電力需要の予測や送電網の負荷管理に使い、利用者向けには複数事業者の情報とサービスをつなぐ構想です。

EV利用者への影響

現在は事業者ごとにアプリ、会員登録、支払い方法が分かれています。報道では、アプリ停止、決済失敗、空き状況や料金の表示違い、地図上の位置情報の誤りも課題として挙げられました。

ローミングハブが完成すれば、一つのアプリから複数の充電網について、拠点検索、空き状況確認、支払いを行えるようにする計画です。対象事業者や利用開始日は発表されていないため、当面は各充電事業者のアプリと決済条件を確認する必要があります。

導入までの段階

Eppoの2025年年次報告は、EV充電データ連携計画の第1段階を2026~2027年としています。この期間に共通の通信プロトコル、規制、官民協力の枠組みを定め、実証事業を行う計画です。全国で同じアプリや支払い方法を使える時期は、実証結果と参加事業者の拡大後に決まります。

情報源

- Bangkok Post「Project aims to unify EV charging bases」

https://www.bangkokpost.com/business/general/3294292/project-aims-to-unify-ev-charging-bases

- Energy Policy and Planning Office「Annual Report 2025」

https://www.eppo.go.th/images/Infromation_service/EppoAnnualReport/EppoAnnualReport2025.pdf