バンコク近郊ノンタブリー県の学校で2026年8月7日、14歳の生徒が発砲したと当局が発表し、複数の死傷者が出ました。アヌティン・チャーンウィラクン首相は事件を受け、職務中の政府職員以外による銃の携帯を制限する法案を提出する考えを示しました。

何が起きたか

2026年8月7日、ノンタブリー県バーンクルワイ郡のデーブシリン・ノンタブリー校で銃撃がありました。APが8月8日に確認した当局発表では、学校職員5人が死亡し、23人が負傷、そのうち10人が重体とされています。警察は、学校へ向かう前に生徒が祖父母2人を自宅で撃ったとみています。生徒本人も学校で自らを撃ち、その後死亡したと当局が発表しました。事件直後は死傷者数が報道各社で変動したため、本記事はAPとBangkok Postが確認した内訳を採用しています。今後、当局や病院の発表で人数が変わる可能性があります。

首相の対応・新たな銃規制法

Bangkok Postによると、アヌティン首相は現場訪問後、「新しい法律では、職務中の政府職員だけが銃を携帯できるようにする」と記者団に述べました。首相は法案の具体的な内容や提出時期、銃の所持要件も変更するかどうかを示していません。現時点では方針表明の段階で、規制は施行されていません。

背景・タイの銃所持問題

Small Arms Surveyの2017年推計では、タイの民間保有銃は約1,030万丁で、登録済みは600万丁余りでした。2023年にバンコクの商業施設で銃撃が起きた後、当時内相だったアヌティン氏は、新規免許の一時停止、輸入制限、20歳未満の射撃場利用禁止などを指示しました。精神状態を確認する医療証明などは長期策として提案されました。今回の法案が既存の所持免許や未登録銃対策をどう扱うかは、政府が示す条文を確認する必要があります。

学校の対応

APによると、学校は8月10日から14日まで授業を休止し、職員には在宅勤務を指示しました。保護者や生徒は、再開日や相談窓口について学校から届く連絡を確認してください。事件に関する未確認の画像や個人情報は拡散せず、当局や学校の発表を待つことが大切です。

情報源

- Bangkok Post「Thai PM vows new gun law after deadly school shooting」

https://www.bangkokpost.com/thailand/general/3298079/thai-pm-vows-new-gun-law-after-deadly-school-shooting

- AP「Student kills at least 7 people at a high school and a home outside Bangkok, officials say」

https://apnews.com/article/thailand-nonthaburi-school-shooting-7939000dbad098198a9fc77169028762