タイ中央銀行(BOT)が、利用が急速に広がっている後払い決済「BNPL(Buy Now, Pay Later)」について、規制を強化する方向で準備を進めていると報じられました。

BNPLは、商品を先に受け取り、代金を後日または分割で支払えるサービスです。タイでは銀行アプリやECサイト、決済アプリの機能として広がっています。今回の報道は、こうしたサービスに対する監督を厳しくする動きを伝えるもので、報道によれば大手銀行も対応の検討を始めているとされています。なお、以下に挙げる規制の内容はいずれも検討・草案の段階で、施行されたものではありません。

何が起きたか

Bangkok Postが2026年6月13日に報じたところによると、急増するBNPLに対し、BOTがより厳格な規制の枠組みを準備しているとされます。検討されている論点として、利用できる最低年齢、後払いを使える商品カテゴリーの範囲、金利上限、利用者の返済能力に関する審査の強化などが挙げられています。報道では、クルンタイ銀行(KTB)やカシコン銀行(KBank)といった大手も、自社のBNPLサービスを見直し、規制強化に沿って事業方針を調整していると伝えられています。新規制は2026年末までの施行が見込まれると報じられていますが、具体的な基準値や施行日は確定していません。

在住者・長期滞在者への影響

BNPLはタイで生活する日本人にとっても身近で、家電や日用品をECで購入する際に分割払いを選べる場面があります。規制が固まれば、申し込み時の審査が厳しくなったり、利用できる年齢・商品・上限額が変わったりする可能性があります。ただし、何がどう変わるかは草案の内容次第であり、現時点で「使えなくなる」と決まったわけではありません。

確認すべきこと

  • 自分が使っているBNPLが、銀行・ノンバンク・ECのどの事業者が提供しているサービスかを把握する。
  • 後払いや分割を利用する前に、手数料・実質的な金利・遅延時の延滞金を契約画面で確認する。
  • 支払期日と引き落とし口座の残高を、リマインダー等で管理する。
  • 規制の内容が気になる場合は、BOTの公式発表で最新情報を確認する。

今日または今週すること

  • 現在利用中のBNPLの残債と次回支払日を一度棚卸しし、無理のない範囲かを見直す。
  • 複数のBNPLを併用している場合は、合計の支払額が毎月の予算に収まっているか確認する。
  • 今後の制度変更に備え、契約条件の通知(アプリ内メッセージやメール)を見落とさないようにする。

本記事は報道に基づく一般的な情報であり、特定のBNPLサービスの利用・不利用を勧めるものではありません。規制の確定内容と施行時期は、今後のBOTおよび各事業者の公式発表をご確認ください。

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