Banking / Remittance

銀行・送金・両替

生活費、給与、家賃、学費を動かす前に、手数料・為替・本人確認・詐欺リスクを確認します。

日本円をバーツに替えるとき、何を比べるか

家賃など決まった額を払う場合は「相手に届くバーツ額」を、生活費の予算が決まっている場合は「手数料を含む日本円の総支払額」を先にそろえて比較します。表示レートが良くても、受取時の手数料で結果が逆転することがあります。

  • 表示レートだけでなく、送金手数料、受取手数料、スプレッド、着金日を比較する
  • 分割送金は為替変動の影響を分散できる一方、最低手数料が回数分かかる場合がある。合計費用も比べる
  • 銀行アプリの顔認証や限度額設定、登録電話番号の状態を事前に確認する
  • 個人名義口座や第三者名義口座への送金依頼は、投資詐欺や名義貸しの可能性を疑う

10万円を送る場合の比較例

以下は計算方法を示す架空の見積もりです。現在の相場や特定サービスの料金ではありません。どちらも日本円の総支払額を100,000円にそろえ、追加の中継銀行手数料はないものとします。

見積もりA:レート0.2100、送金手数料1,000円、受取手数料200バーツ
(100,000 − 1,000)× 0.2100 − 200 = 20,590バーツ受取
見積もりB:レート0.2080、送金手数料500円、受取手数料なし
(100,000 − 500)× 0.2080 = 20,696バーツ受取

この条件では、表示レートが低いBのほうが106バーツ多く届きます。総支払額が同じなら、最終受取額の大きい方が費用面では有利です。受取額が確定しない見積もりは、追加控除の可能性を確認してから比較します。

タイ側の受取手数料も確認する

海外からの銀行送金(SWIFT)について、2026年9月7日に確認した公式案内は次のとおりです。オンライン送金サービスの国内振込扱いや現金両替に、そのまま適用する料金ではありません。

  • Bangkok Bank:受取額の0.25%、1件あたり最低200・最高500バーツ。中継銀行を経由すると追加手数料がかかる場合があります。海外送金受取FAQ(公式)
  • SCB:受取額の0.25%、最低300・最高500バーツ。支店の地域によって別途20バーツの区域外手数料がかかり、送金元・中継銀行の手数料は別です。SWIFT受取案内(公式・タイ語)

例えば、両替後20,000バーツをBangkok Bankで受け取る想定なら、0.25%の50バーツではなく最低料金の200バーツを使って見積もります。この銀行側手数料だけでも、1回なら200バーツ、同条件で2回に分けると合計400バーツです。少額のテスト送金にも最低料金がかかる点に注意してください。

2行だけで全サービスの優劣は判断できません。為替レート、送金元の手数料、着金期限も含めて確認します。実行直前の料金・適用条件は各行の公式案内を優先してください。

家賃・学費の支払期限が近いとき

  1. 請求先を照合:請求書の名義・口座番号・金額・期限を確認します。口座変更をメールで通知された場合は、以前から知っている連絡先へ別途確認します。
  2. 必要な受取額を伝える:「送金額」ではなく「家主・学校が受け取る必要額」を銀行やサービスへ伝え、手数料で不足しないか確認します。
  3. 着金日を見積もる:Bangkok BankのSWIFT受取案内では通常1〜2営業日ですが、指示情報が不足すると遅れます。休日や本人確認も考慮し、当日着金を前提にしません。上記の公式FAQで条件を確認できます。
  4. 未着なら二重送金しない:受付番号、実行日、金額、振込先を用意し、送金元へ処理状況を問い合わせます。支払先には送金控えを送り、着金前であることも伝えます。

問い合わせ時の伝え方:“Please confirm the total fees, the net amount the recipient will receive, and the expected arrival date.”(手数料総額、受取人の手取り額、着金予定日を確認したいです。)

公式・参考リンク

生活で起きやすい困りごと

家賃・学費の送金

振込先名義、請求書、期日、手数料負担を確認し、証憑を保存します。

アプリ送金エラー

本人確認、顔認証、電話番号変更、限度額設定が原因になることがあります。支店での確認も想定してください。

為替の見方

JPY/THB、USD/THB、両替店レート、送金サービスの実レートは一致しません。

投資勧誘

元本保証、高利回り、短期で倍増といった説明は警戒し、SECやBOTの登録を確認してください。

金融情報は一般的な確認メモです。投資助言ではありません。契約や送金前に各サービス・金融機関へ確認してください。

日本人向けの具体的な行動(お金まわりの備え)

  • 日本の銀行口座は、海外送金・海外利用の設定(ワンタイムパスワードの受信方法、利用限度額、登録電話番号)を確認しておく。日本の電話番号を解約する前に、認証手段の変更を済ませる。
  • 初めての振込先へのテスト送金は、追加手数料と支払期限を確認して判断する。レート・手数料・受取額の記録は保存する。
  • タイの銀行アプリは電話番号・SIMの変更で使えなくなることがあります。番号を変える前に銀行側の登録情報を更新する。
  • 口座が凍結・制限された場合に備え、開設支店、パスポート、労働許可証など開設時の書類一式をすぐ出せる状態にしておく。
  • 「あなたの口座が犯罪に使われている」という電話・SMSは典型的な詐欺の入り口です。銀行や警察を名乗られても、いったん切って公式番号へかけ直す。

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最終更新日: 2026年9月7日(受取手数料の公式確認、比較例と支払手順を追加) / 内容の修正・情報提供はお問い合わせへお寄せください。