タイバーツの対米ドル相場が弱含んでおり、中東情勢の緊迫化が要因のひとつとされています。
何が起きたか
Bangkok Postによると、バーツは先週、対米ドルで約14.5か月ぶりの安値となる1ドル=33.64バーツまで下落しました。中東での緊張が再び高まり、原油価格と米ドルが上昇したことがバーツ安の要因とされています。
今週の見通しは調査機関によって幅があります。Krungthai Global Marketsは1ドル=34.00〜34.40バーツまで下落する可能性を示し、Krungsri Global Marketsは33.30〜34.00バーツの範囲を予想しています。いずれも確定した水準ではなく、情勢や米国の金利見通しによって相場が変動しうるとの見方です。
背景
今回の報道では、中東情勢に加え、米連邦準備制度理事会(FRB)の金利見通しや世界の金価格もバーツ相場の変動要因として挙げられています。情勢が緩和した場合や、米国の追加利上げ観測が後退した場合にはバーツが反発する可能性もあり、一方向の動きが確定したわけではありません。
在住者・事業者への影響
バーツ安は、輸入品や海外旅行、外貨建て支払いのコスト上昇につながる一方、輸出企業や海外からの送金受け取りには相対的に有利に働く場合があります。
ただし、この報道が扱うのは主に米ドルとバーツの相場です。日本円からバーツへ両替・送金する場合は、USD/THBだけで判断せず、利用する銀行・両替所・送金サービスのJPY/THBレート、手数料、最終受取額を取引時に確認する必要があります。
情報源
- Bangkok Post「Baht set to decline again amid Mideast war」
https://www.bangkokpost.com/business/general/3289139/baht-set-to-decline-again-amid-mideast-war