タイのエネルギー事業局(DOEB)は、運輸部門の温室効果ガス排出を減らすため、バイオ燃料を主力燃料として推進する方針を改めて示しました。タイで車やバイクに給油する人にとって、今後選べる燃料の種類に関わる動きです。
何が起きたか
Bangkok Postが2026年9月1日に報じたところによると、タイ当局は道路交通向け燃料を整理し、ガソリン系ではエタノールを20%混合したガソホールE20、ディーゼル系ではバイオディーゼルB7を主力にする方針を進めています。
政策上は、ガソホール91、ガソホール95、E85などを段階的に整理し、2027年までの終了を目標としています。ただし、これは政策ロードマップ上の目標です。2026年9月2日時点では、これらの燃料はタイ国内のスタンドで販売されており、全国で一斉に販売終了する日程が発表されたわけではありません。
運転する人への影響
燃料の種類が整理されれば、将来的にはE20がガソリン車の中心的な選択肢となり、ガソホール91・95やE85を扱うスタンドが減る可能性があります。ディーゼル車ではB7が主力として位置づけられています。
E20は多くの比較的新しいタイ国内生産車に対応していますが、古い車種、輸入車、一部のバイクでは使用できない場合があります。燃料価格だけで選ばず、給油口付近の表示、取扱説明書、メーカーや正規ディーラーの案内で対応燃料を確認してください。
今後の見通し
タイ政府は、農産物由来のエタノールやパーム油を活用しながら、道路交通と航空分野の低炭素化を進めています。一方、燃料補助や販売品目の変更時期は、市場価格、供給量、自動車メーカーとの調整によって変わる可能性があります。
給油時はスタンドの燃料表示を確認し、普段使っている燃料の取り扱いが変わった場合も、対応が確認できない種類へ自己判断で切り替えないことが大切です。
情報源
- Bangkok Post(バイオ燃料の主力燃料化に関する報道): https://www.bangkokpost.com/business/general/3311603/energy-officials-promote-biofuels-as-primary-fuels
- タイ・エネルギー事業局(DOEB): https://www.doeb.go.th/
- タイ・エネルギー省: https://www.energy.go.th/