タイ警察は、血縁関係のないタイ人男性を父親として出生登録し、外国人の子どもにタイ国籍を取得させた疑いを巡る捜査を拡大しています。7月24日の捜査では中国人の夫婦とタイ人男性2人が逮捕され、バンコクの出生記録1,483件が点検対象になりました。
何が起きたか
タイ警察とNation Thailandの発表・報道によると、7月24日に中国人の夫婦とタイ人男性2人が、虚偽の父子関係を使って子ども2人の出生登録を行った疑いで逮捕されました。警察は、この2件では不正が確認され、子どものタイ国籍が取り消されたと説明しています。
当局は同様の不正がないか、バンコクで外国人の母親とタイ人の父親が記録された1,483件を個別に点検しています。ただし、1,483件すべてで不正が確認されたわけではありません。7月24日時点で不正が確認されたのは2件で、残る記録は調査中です。
出生登録の本人確認を強化
一連の捜査を受け、タイ地方行政局は、父母のどちらかが外国人である出生登録について、両親本人の窓口出頭を全国で義務付けました。対象は全国878郡の登録事務所と地方登録窓口です。
当局は私立病院にも確認範囲を広げています。7月中旬には6病院の出生記録が調査対象になったと報じられ、7月24日の発表では全国470以上の私立病院へ点検を広げる方針が示されました。医療機関の関与については確認が続いており、関係者全体の責任が確定した段階ではありません。
在住者・国際結婚家庭への影響
タイで子どもが生まれ、父母のどちらかが外国人である家庭は、出生登録時に両親がそろって窓口へ行く前提で日程を組む必要があります。バンコクでは区役所、各県では郡役所(アムプー)などの管轄窓口へ、必要書類、通訳、受付時間を事前に確認してください。個別事情によって必要書類が異なる可能性があるため、出産した病院と管轄登録窓口の案内を優先してください。
今後の見通し
今後は1,483件の点検結果と、病院・行政関係者の関与の有無が焦点になります。出生登録を予定する家庭は、古い体験談だけで判断せず、申請前に管轄窓口へ最新の必要書類と本人出頭の条件を確認してください。
情報源
- Nation Thailand「Four arrested over fake paternity; 1,483 records face checks」
https://www.nationthailand.com/news/general/40069004
- Bangkok Post「Registration rules tightened after 'fake fathers' scandal」
- Nation Thailand「Birth registration rules tightened nationwide」
https://www.nationthailand.com/news/general/40068461
- タイ警察「Operation against fraudulent birth registration」
https://saranitet.police.go.th/commanders-mission/security-and-special-task_09072026_65793/