タイ地方行政局が、父母のどちらかが外国人である出生登録について、両親本人の出頭を義務付けました。不正な出生登録を巡る捜査を受けた措置で、全国の登録窓口へ即時適用されています。

何が起きたか

Bangkok Postなどの報道によると、父母のどちらかが外国人である場合、出生登録の際に両親が本人確認のため窓口へ出頭することが必要になりました。対象は全国878郡の登録事務所と地方登録窓口です。

背景には、血縁関係のないタイ人男性を父親として届け出る手口を使い、外国人の子どもにタイ国籍を取得させた疑いのある事件があります。Bangkok Postは約500人が捜査対象になっていると報じています。一方、警察発表で示された確認状況は、調査対象となった登録164件、重点確認62件、DNA検査などで虚偽が確認された少なくとも20件です。捜査対象の規模と確認済み件数は分けて見る必要があります。

背景・なぜ重要か

タイでは、これまでにも不正な身分証取得や登録書類の悪用に関する摘発が報じられてきました。出生登録は国籍や住民登録につながる基礎手続きであるため、当局は外国人親がいる申請で本人確認を強化しました。今回公表されたのは、書類追加の可能性という曖昧な方針ではなく、両親本人の出頭を求める全国措置です。

在住者・国際結婚家庭への影響

タイで子どもが生まれ、父母のどちらかが外国人である家庭は、出生登録時に両親がそろって窓口へ行く前提で日程を組む必要があります。バンコクでは区役所、各県では郡役所(アムプー)などの管轄窓口へ、必要書類、通訳、受付時間を事前に確認してください。個別事情によって必要書類が異なる可能性があるため、出産した病院と管轄登録窓口の案内を優先してください。

今後の見通し

今後は捜査の進展に加え、本人出頭以外の確認書類や例外扱いが示されるかが焦点です。出生登録を予定する家庭は、古い体験談だけで判断せず、申請前に管轄窓口へ直接確認する必要があります。

情報源

- Bangkok Post「Registration rules tightened after 'fake fathers' scandal」

https://www.bangkokpost.com/thailand/general/3284437/registration-rules-tightened-after-fake-fathers-scandal

- Nation Thailand「Birth registration rules tightened nationwide」

https://www.nationthailand.com/news/general/40068461

- タイ警察「Operation against fraudulent birth registration」

https://saranitet.police.go.th/commanders-mission/security-and-special-task_09072026_65793/