タイ中央銀行(BOT)が、高額の現金預金に対するチェックを強化します。500万バーツ以上の現金を預け入れる際、資金源と取引目的の申告が必要になる見通しです。
何が起きたか
Bangkok Postの報道によると、タイ中央銀行のウィタイ・ラタナコーン総裁は、500万バーツ以上の現金を預け入れる顧客に対し、本年第4四半期から資金源の申告を求める方針を示しました。BOTの公式説明では、資金源だけでなく取引目的も確認する対策として準備が進められています。グレー経済や不正な資金の流れを抑えるための取り組みです。
背景・なぜ重要か
現金取引を通じたマネーロンダリングや、出所の不明瞭な資金の流入は、タイに限らず各国の金融当局が警戒する課題です。今回の措置は、銀行窓口での高額現金預金について資金源の説明を求めることで、不透明な現金の流れを可視化しようとするものです。
在住者・事業者への影響
タイで銀行口座を利用する在住者のうち、500万バーツ以上の現金を預け入れる機会がある人は、資金の出所と取引目的を説明する必要が生じます。対象は「現金の預け入れ」と報じられており、通常の給与振込や少額預金とは分けて考える必要があります。開示に使える書類や対象口座などの運用詳細は、実施前に利用銀行の案内を確認してください。
今後の見通し
具体的な開示方法や必要書類の範囲など制度の詳細は、第4四半期の運用開始に向けて今後示される見通しです。高額な現金取引を予定している個人や事業者は、実行前にBOTと利用銀行の最新案内を確認する必要があります。
情報源
- Bangkok Post「Cash deposits over B5m to face mandatory disclosure」
- タイ中央銀行「GovernorConnect: Measures to curb the grey economy」
https://www.bot.or.th/th/news-and-media/news/news-20260602-2.html