タイ政府が、国家公務員の人員構成と経常支出を見直すため、任意の早期退職制度を若い世代にも広げる案を検討しています。実施時期として2027会計年度が想定されていますが、対象範囲や給付条件はまだ確定していません。
何が起きたか
パコーン・ニンプラパン副首相は、国家公務員が自ら選択して早期退職できる制度を検討していると説明しました。強制的な人員削減ではなく、経済的な支援と再就職、アップスキル・リスキル支援を組み合わせる構想です。
Thai PBSは、検討の中心となる年齢層を40〜45歳と報じています。一方、制度を設計している公務員委員会事務局(OCSC)は、対象年齢、募集人数、退職給付の水準などを引き続き精査しています。そのため「40歳以上の公務員が一律に退職対象になる」と決まったわけではありません。
背景
政府は、公務員の人件費、医療費、年金を合わせると経常支出の70%を超えるとして、行政組織と支出構造の見直しを進めています。定型的な事務作業のデジタル化が進む一方、職員が別の仕事へ移るための訓練や生活設計の支援も必要になるとの考えです。
HRM Asiaによると、当初の検討対象は一般の国家公務員で、将来は地方行政、公的機関、軍、警察への拡大も検討される可能性があります。ただし、現段階では構想・制度設計の途中です。タイで暮らす外国人の行政手続きが直ちに変わる内容ではありませんが、今後の行政サービスや政府支出の方向を知る材料になります。
今後の見通し
政府は2027会計年度の開始を目標にしています。OCSCは、会計当局、政府年金基金、保険規制当局などと財政負担や制度の持続性を検討する予定です。対象職種、募集時期、給付条件は、今後の政府・OCSCの正式発表で示される見通しです。
情報源
- Bangkok Post「Govt plans to cut civil service」
https://www.bangkokpost.com/thailand/special-reports/3288142/govt-plans-to-cut-civil-service
- Thai PBS「ปกรณ์ เมินเสียงแซะ เออร์ลีรีไทร์ 40 ชี้ไม่เริ่มวันนี้ ปัญหาตกที่คนรุ่นหลังแทน」
https://www.thaipbs.or.th/news/content/508021
- The Active「ก.พ.สั่งคุมรายจ่ายภาครัฐ เร่งดัน 'เกษียณก่อนกำหนด' ปี 70」
https://theactive.thaipbs.or.th/news/welfare-20260706
- HRM Asia「Thailand studies broader early retirement scheme to reshape public sector workforce」