バンコク首都圏の都市鉄道で、1乗車あたり17〜45バーツの共通運賃を2027年1月1日から始める準備が進んでいます。BTS、MRT、SRT系路線などを乗り継ぐ人にとって、交通費の見通しを立てやすくする政策です。

続報(2026-09-17)

Nation Thailandによると、ピパット副首相兼運輸相は、2026年9月16日の共通チケット政策委員会で、クルンタイ銀行を中央清算機関として選ぶ方針が承認されたと説明しました。同行は、運賃差額の精算や払い戻しに関わるバックオフィス機能を担う予定です。

制度案では、都市鉄道の運賃を1乗車17〜45バーツに収めることを目指します。通常運賃が45バーツを超える場合は、政府が差額を補う仕組みが想定されています。Nation Thailandは、年間約50億バーツの中央予算が必要になる可能性があると報じています。

ただし、委員会では法的論点や官民連携契約の修正に関する懸念も出ています。運輸交通政策計画局(OTP)が意見と法的整理をまとめ、政府は11月の閣議提出を目標にしています。2027年1月1日の開始目標は示されましたが、対象路線、払い戻し方法、既存カードの扱いは今後の公式発表で確認が必要です。

これまでの経緯

Bangkok Postが2026年6月23日に報じたところによると、タイ内閣はバンコクの電気式鉄道サービスに共通チケット制度を導入する案を承認しました。運賃は距離に応じて1回17〜45バーツに設定されるとされ、首都圏の複数路線をまたぐ移動の分かりにくさを減らす狙いがあります。

バンコクでは路線ごとに運営主体や決済手段が分かれており、乗り継ぎ時に運賃がかさむことが通勤・通学者の負担になってきました。共通運賃が実現すれば、長距離移動や複数路線利用の費用を抑えられる可能性があります。

利用者への影響

実施されれば、鉄道で通勤・通学する人、空港や郊外へ鉄道で移動する旅行者、日常的に複数路線を使う在住者に影響します。一方で、全路線の改札・カードシステムを短期間でそろえる必要があり、グリーンラインではRabbitカード側の対応案も議論されています。

制度開始前に、現在のカードを急いで解約したり、残高を使い切ったりする必要があるとは報じられていません。開始時期が近づいたら、運輸省、OTP、各鉄道事業者、公式アプリの案内で、対象路線と決済方法を確認してください。

情報源

- Nation Thailand「Thailand targets January 2027 launch for THB17-45 rail fares」

https://www.nationthailand.com/news/general/40071137

- Bangkok Post「Bangkok rail fares to be capped at B45 from Jan 1」

https://www.bangkokpost.com/thailand/general/3321334/bangkok-rail-fares-to-be-capped-at-b45-from-jan-1

- Bangkok Post「Cabinet approves common ticketing system for Bangkok city trains」

https://www.bangkokpost.com/thailand/general/3275307/cabinet-approves-common-ticketing-system-for-bangkok-city-trains

- 運輸交通政策計画局(OTP)ニュース一覧

https://www.otp.go.th/