タイ入管警察は、バンコク西部バンボン区の豪邸を拠点に、日本の被害者を狙うコール詐欺を行っていた疑いで、外国人らを摘発しました。日本の警察を装ったビデオ通話に使う部屋や台本が見つかったと報じられています。

何が起きたか

Bangkok Postによると、入管警察は9月16日夜、バンボン区エカチャイ112通りの2階建て豪邸を捜索しました。近隣住民から、多数の外国人が滞在しているとして不審情報が寄せられていたとされています。

同紙は、現場で中国人、日本人、台湾人の容疑者を含む男性15人とタイ人1人が拘束されたと報じました。容疑は捜査段階であり、個々の関与や刑事責任は今後の手続きで確認されます。

日本語話者が注意したい点

報道では、2階に日本の警察署のように見せた部屋があり、日本語の台本、偽の制服、身分証、バッジなどが見つかったとされています。詐欺グループは日本の警察官を装い、金融取引が疑わしいなどと告げ、確認名目で送金を求めていたと報じられています。

日本の警察や公的機関を名乗る相手から、ビデオ通話やSNS、国際電話で送金を求められた場合は、その場で応じないことが重要です。いったん通話を切り、公式サイトに掲載された電話番号や最寄りの警察、大使館・領事窓口など、別経路で確認してください。

タイ社会への意味

今回の摘発は、日本側の被害だけでなく、タイ国内の高額賃貸住宅が国境を越えた詐欺拠点として使われる問題も示しています。Bangkok Postは、拠点の月額賃料が90万バーツだったと報じています。

タイ政府や警察は、外国人犯罪やオンライン詐欺への取り締まりを強めています。ただし、摘発報道を国籍全体への非難に広げるのは適切ではありません。重要なのは、賃貸契約、滞在資格、通信機器、送金経路を通じて、詐欺拠点を早期に発見し、被害者を増やさないことです。

情報源

- Bangkok Post「Scammers ‘rented Bangkok mansion for B900,000 a month’」

https://www.bangkokpost.com/thailand/general/3321190/scammers-rented-bangkok-mansion-for-b900000-a-month