タイ政府は中国・四川省成都で中国企業4社と個別協議し、700億バーツを超える投資を見込むと発表しました。ただし、4社すべてが同じ段階で投資を確定したわけではなく、企業別の金額や実行時期は明らかになっていません。
何が起きたか
Bangkok Postの報道によると、タイ政府代表団は長安汽車(Changan Automobile)、InnoLight Technology、Eoptolink Technology、小米(Xiaomi)の4社と個別協議しました。エクニティ・ニティタンプラパート財務相は、既存案件の拡張が約500億バーツ、新規案件が200億バーツ超になるとの見込みを示しました。
企業ごとの状況は異なります。長安汽車はタイを中国国外初の右ハンドル車生産拠点とする方針を改めて示し、InnoLightはタイでの生産拡大を計画しています。Eoptolinkはラヨーン県で2カ所目の工場を建設中です。一方、小米については、タイ政府がスマートホームやIoT製品の生産拠点誘致を働きかけた段階と報じられています。
タイ政府とCGTNの発表によると、「タイ・中国(四川)投資経済フォーラム」は7月18日に開かれ、タイ投資委員会(BOI)の成都事務所も開設されました。Nation Thailandによると、中国国内のBOI拠点としては北京、上海、広州に続く4カ所目です。
投資実行は今後の発表待ち
700億バーツ超という数字はタイ政府側が示した投資見込みです。個別企業との契約総額や、工場の所在地、着工・稼働時期をまとめた発表ではありません。実際の投資額や雇用効果は、各社とBOIによる今後の具体的な発表を待つ必要があります。
自動車、電子部品、光通信機器の供給網に関わる事業者には、投資が実行されれば取引機会や競争環境が変わる可能性があります。ただし、具体的な影響は企業別の計画が公表されてから確認する必要があります。
情報源
- Bangkok Post「China roadshow pays off」
https://www.bangkokpost.com/business/investment/3288374/china-roadshow-pays-off
- タイ政府「รัฐบาลเร่งเครื่องดึงการลงทุนจีน เปิด BOI เฉิงตู」
https://www.thaigov.go.th/th/news/166590
- Nation Thailand「Anutin opens BOI's fourth China office in Chengdu to boost Thai-China-Asean investment links」
https://www.nationthailand.com/news/world/40068781
- CGTN「Thailand-China Investment Forum strengthens economic partnership」